こんにちは!
3人の育児に奮闘中のみみママ(@mimi_mama_twins)です。
今回は、2歳半の娘と最近読んだ谷川俊太郎さんの「へいわとせんそう」という絵本の紹介をしたいと思います。
この本と出会ったのは娘がまだ0歳の頃。
NKHのテレビ番組で女優の松岡茉優さんが紹介されていたことで興味を持ち、「娘が大きくなったら読んで聞かせたいなぁ」という思いで購入をしました。
娘にはまだ早いかな?と思い、今まで読まずに本棚にしまっていたのですが、最近一緒に読んでみたら改めてとても素敵な絵本だったのでおすすめします。
谷川俊太郎さんの「へいわとせんそう」
作者は日本を代表する作家・詩人の谷川俊太郎さん。
谷川俊太郎さんの絵本ではもこもこもこやまりも有名で、一度は目にしたことのある方もいるのではないでしょうか。
「へいわとせんそう」のイラストは国内外で活躍するイラストレーターのNoritakeさんが担当されてます。
絵本で比べる平和と戦争
「へいわとせんそう」はタイトルの通り、”へいわ”と”せんそう”が分かりやすく対照的に描かれた絵本です。
絵本の構成はとてもシンプルでモノクロのイラストと短い文章のみですが、それが故に平和を願う強いメッセージが伝わってきます。
「へいわのボク」と「せんそうのボク」を比べながら、いったい何が違うのだろう?と考えていきます。
そして、「へいわ」と「せんそう」で変わらないものにも目を向けていきます。
子どもにも分かりやすいシンプルなストーリーですが、大人の心にもずーんと響く重みがあります。
イラストが中心ですが、戦争を描写したシーンがあるので子どもに見せる前に一度大人が目を通してみてくださいね。
2歳半の娘の反応と親の願い
絵本自体は長くないので最後まで集中して聴くことができました。
まだ自分の思いを表現することも難しい年齢なので、2歳半の娘がどう感じたのか分かりませんが
”へいわ”と”せんそう”の違いをイラストから見つけて「こことここ、違うねー。」と見比べてみる様子や
「せんそうってなぁに?怖いねー。」「へいわがいいよねー。」と話す様子もありました。
まだ2歳半なので本質を理解しきれているわけではないですが、これから大きくなるにあたり何度も繰り返し読んであげたいと思える大切な絵本になりました。
この年齢で読み聞かせるべきなのか悩みましたが、”せんそう”に目を向けることで、当たり前のように感じている”へいわ”にも目を向けてくれるといいなと思います。
大好きな家族と一緒にご飯を食べることや、温かいお布団で安心して眠ることが、幸せなことなんだと感じてくれると嬉しです。
大人にこそ繰り返し読んでほしい絵本
まだ平和や戦争を理解しきれていない子どもにも分かりやすい内容ですが、
大人にも強いメッセージを残してくれる絵本です。
シンプルな文章、シンプルなイラストだけに、読み手によって、また読み手が置かれている環境によって感じるものが変わってくると思います。
子どもはもちろん、大人の方にも是非読んでいただきたい1冊です。
世界中の人が大切な人と安心して暮らせるようになることを心から願っています・・。
最後まで読んでくださってありがとうございました。