こんにちは!
双子育児奮闘中のみみママ(@mimi_mama_twins)です。
双子育児のママには、完全母乳(=完母)や混合栄養(母乳&ミルク)から完全ミルク(=完ミ)にしたい!と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私は完母→混合栄養、そして生後3か月以降は完ミに移行しました。
双子育児でなぜ完母を挫折したのか
双子でも完母で育てている方もいらっしゃるので、不可能ではなかったかもしれませんでしたが、私にとって双子を母乳で育てることは想像以上に過酷でした。
- 1日に20回近くの頻回授乳が精神的・体力的にきつい
- 首が座らない時期に母乳の同時授乳は難しい
- 同時に泣く場合に一人を待たせてしまう
- 哺乳量が把握できない
- 乳頭乳房トラブルがきつい
頻回授乳が精神的・体力的にきつい
新生児期の赤ちゃんは2~3時間おきに授乳をします。
それが双子となると1日に20回近く授乳をすることになります。
双子に順番に母乳を飲ませていると、1日中授乳のことばかりを考えなくてはならず、精神的に参ってしまいました。
また、母乳育児を続けるためには3時間おきに授乳又は搾乳をする必要があり、ゆっくり休息を取る時間も限られるため身体的にも負担は大きいです。
双子を母乳で育てているママって本当に凄いと思います!
首が座らない時期に母乳の同時授乳は難しい
双子を同時授乳すれば、少しは負担が減るかな?と思い、チャレンジしたこともありますが首が座らない時期に母乳の同時授乳はかなり難しいと感じました。
ママ以外に協力者がいる場合は、双子を授乳スタイルにセッティングするお手伝いを頼めますが、ママ一人の場合はセッティングにかなりのコツを要します。
新生児の赤ちゃんは身体はふにゃふにゃ、首はガクガクなので、思ったように授乳クッションに乗せることができず苦戦しました。
同時に泣く場合に一人を待たせてしまう
同時授乳に挫折したため授乳は順番に行っていましたが、双子が同時に泣く場合はもう一人を待たせてしまいます。
ミルクの場合は同時授乳が可能なため一人を待たせることがなくなると考えました。
お腹が空いて泣いているのを見ながら授乳するのはつらかった。
哺乳量が把握できない
これは双子育児に限ったことではありませんが、母乳育児では哺乳量が把握できません。
授乳前後に体重を測って哺乳量を知る方法もありますが、ただでさえ時間に追われる双子育児なので、私にとっては負担でした。
乳頭乳房トラブルがきつい
これは母乳育児を挫折したかなり大きな要因です。
初めの頃は乳頭が切れたり血豆ができたりを繰り返して、激痛に耐えながら授乳をしていました。
乳頭トラブルを克服した頃には、乳腺炎を繰り返すようになり何度も産院に駆け込んだり、助産師さんに訪問を依頼したりしました。
乳腺炎が悪化して39度台の熱が出ることもあり、頭痛や悪寒など体調が優れない状態で双子+2歳の娘のお世話をするのは本当に過酷でした。
双子生後3か月までの混合栄養育児
完母を挫折し、生後3か月頃までは混合栄養育児となりました。
双子の混合栄養育児のスケジュール
双子の混合栄養の方法にはいくつはやり方があります。
- それぞれに母乳+ミルク
- ひとり母乳、ひとりミルク
- ひとり搾乳母乳、ひとりミルク
私はひとり母乳、ひとりミルクの方法で混合栄養を進めました。
完母からすると授乳回数が減り、かなり負担が軽減されました。
どれが正しいということはないので、やりやすい方法を選んでみてくださいね。
それぞれに母乳+ミルク
双子のそれぞれに母乳を飲ませた後、それぞれにミルクを足す方法。
2人の授乳間隔が安定しやすいことや混乱しにくいなどのメリットがある一方で、同時授乳をしない場合は授乳に時間がかかるデメリットがあります。
ひとり母乳、ひとりミルク
ひとりに母乳を飲ませ、もうひとりにミルクを飲ませる方法。
これは、毎回の授乳を交互に行う方法と、1日単位などある程度の期間を決めて交互に行う方法があります。
母乳育児に負担を感じているママの場合は、授乳が一人分で済むので負担軽減になります。
一方で、一般的にミルクの方が授乳間隔が長くなるので授乳間隔がずれてしまう可能性があります。
ひとり搾乳母乳、ひとりミルク
直母と哺乳瓶を交互に行う場合、乳頭混乱を起こしてしまう可能性があります。
乳頭混乱によって直母を嫌がる場合は、搾乳母乳とミルクで混合栄養を行う方法がおすすめ。
どちらも哺乳瓶を使うため同時授乳ができるメリットがある一方で、授乳時間以外にママが搾乳をする時間を確保する必要があります。
直母による乳頭トラブルのあるママにもおすすめの方法です。
双子生後3か月からの完ミ育児
生後3か月頃までは混合栄養で進めていきましたが、双子の成長と共に1回の哺乳量が増え、ひとり分の哺乳量を母乳で補えなくなってきました。
そこで、ひとりは母乳+ミルク、ひとりはミルクという方法に少しずつ変化していきました。
もともと母乳育児に強いこだわりはなく、3か月間母乳を飲ませることができたことで十分満足していたため、ひとり分の母乳が出なくなってきたタイミングで、完ミへ移行することを決心しました。
決めてからは少しずつ母乳を飲ませる時間を減らしていき、あっと言う間に完ミとなりました。
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ミルクのタイミングは揃える|同時授乳
完ミ育児では、ミルクのタイミングを揃えることで授乳の負担を減らすことが出来ます。
同時授乳の方法としてはママ代行ミルク屋さんや、セルフ飲みができる場合はハニカムカバーが便利です。
早期に母乳を断った気持ち
母乳を飲ませることは、栄養の面だけでなく母子の愛着形成の場としても重要と言われています。
確かに、おっぱいを飲む赤ちゃんの姿はとても愛おしく、卒乳してしまうことに寂しさも感じました。
頑張れば母乳分泌も維持できるほどだったので、多少の後ろめたさも感じました。
しかし、双子育児は想像以上に過酷で、母乳が精神的にも身体的にも負担に感じていたのでこの選択には後悔していません。
母乳を断ったことで心にゆとりができ、双子にも穏やかに接することができています。
また完ミにしたことで夜間の授乳を旦那に頼むことができ、十分な休息を取れるようになりました。
ミルク代は双子なので通常の2倍かかります。
生後4か月頃になると1日に200ml×5回ミルクを飲むようになり、800gの粉ミルク缶は3日で空に。
また、外出時はふたり分のミルクセットを持ち歩かなければならず、荷物が増えてしまいます。
一度母乳を断ってしまうと戻ることは難しいので、完ミに移行することを考えている方はメリット・デメリットを理解した上で判断してみてくださいね。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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